第１部
第１課「あ行」
まずは次の５文字を覚えましょう。
次の文字をじっくり眺めて下さい。
ㅏㅣㅜㅔㅗ
これは左から順に、「あいうえお」と読みます。
ただし、実際に書くときには、前に「０」をつけます。
この０は発音しません。ちょっと練習してみましょう。
아
이우에오
아이우에오
아오이
이에
이이 이에
아에이우오
아오이에오
いかがでしたか？たった５つなので、たぶんもう覚えられたことと思います。
第２課「か行」
「かきくけこ」は次のように書きます。
카키쿠케코
さあ、第１課のあ行と比べてみて下さい。
「あいうえお」の時の「０」の代わりに「ヲ」の形になっているだけです。
つまりハングルはローマ字と同じで、子音と母音の組合せであることがわかります。
「ヲ」はＫを表し、「ト」はＡのことです。
では次の単語を読んでみましょう。
使っているのは、ア行～カ行までの１０の文字だけです。
카
이 오카 이카 에카키
아키 카오
에키 코에
오쿠 아우
카우 키쿠
오케 코이
키카이 쿠우키
念のため、解答を少し後に載せます。
では次の文を読んでみましょう。
아오이 이케
아카이 카키 오 쿠우
이이 쿠우키
오오키이 에 오 카코우.
오오키쿠 카코우
◇読み練習の答え
単語練習
かい おか いか えかき
あき かう えき 声
おく 逢う 買う きく
おけ こい きかい 空気
文練習
あおい池
赤い柿を食う
おおきい絵をかこう
大きくかこう
ハングルでは長音「ー」を表す文字はありませんので、ここでは読みやすく「ー」を加える
ことにします。
［例］
空気／くうき 쿠ー키 空港／くうこう 쿠ー코ー ケーキ 케ー키
※２
【カ行の濁音】ガキグゲゴ
濁音にする場合、ひらがなでは「゛」をつけますが、ハングルではその逆、
一画減らして「フ」となります。
가
기구게고
例
がいこく（外国）가이코쿠 かぐ（家具）카구
ごうかく（合格） 고우카쿠
【カ行の促音】
小さな「っ」「ッ」を表す時、ローマ字ではＫＫと子音を二つ重ねるのと同様に、
ハングルでも［フフ」のように重ねて書きます。
※「ㅋㅋ」という重ねかたはハングルではありません。小さい「っ」の発音はＫの前でもＧの前でも同じだからです。
例
けっか 케까
かっこ 카꼬
コック 코꾸
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第３課「ン」
ㄴ または ｏ
日本語ネイティブにとって「ン」と聞こえる音は、上記２種類あります。
ㄴ は日本語の「ン」と同じ。ｏの発音は正しくは鼻濁音「－ｎｇ」ですが、
慣れるため両方のパターンを覚えましょう。
下記の例のように、文字の下につけます。
（文字の最初の「ｏ」はア行でも説明しましたように発音しません）
※３
［例］
あん안 いん인 うん운 おん온
かん 캉 くん 쿤 こん콩
では次の単語を読んでみましょう。
킨코 칸키 캉코ー 엔키
엔카이 앙키 켄코ー
코ー엔 칸케ー 코ー잉 인쿠 키칸
잉칸 킨칸 켄카
このように下に書く子音を「パッチム」と言います。
前課でカ行の促音ＫＫについて紹介しましたが、パッチムの形で
「フ」の１つが前の文字の下につく場合もあります。
例
けっか 켘카
かっこ 캌코
コック 콬쿠
単語練習
가꼬ー
코쿠가이 코까 가까 기카이 이가이 캉가에
이고
우고쿠 코가이 카이가이 엥고 갘카이 오쿠가이
에카키 가
에 오 카쿠.
코ー엥 에 이쿠.
칸코쿠 에 키코쿠.
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読み練習の答え
きんこ かんき かんこう えんき えんかい あんき けんこう
こうえん かんけい こういん インク きかん いんかん きんかん けんか
学校 国外 国家 学課 楽器 議会 以外 考え
囲碁 動く 公害 海外 国語 援護 学会 屋外
えかき が 絵 を えがく
こうえん え いく
韓国へ帰国
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第４課「サ行」
「サシスセソ」は次のとおりです。
사
시수세소
ではこれを使って単語を読む練習をしてみましょう。
우시 아시
카사 사칸 시카이 산세ー 켕사 우수이 키시 이소
세키
아사 수이카 수시 시오 사인 코케시
소ー코 카수
오소이 안신 쿠사 수이에ー 칸신
세카이
엔소쿠 신콘 센인 옹카이 오우시 케시키
次の短い文を読んでみましょう。
ここで助詞の「～は」を覚えて下さい。
와 と書きます。じつは既に学習済みなのです。
字をよく見ると「오」オ の右側に「ㅏ」ア があります。
「オア」を続けて発音すると「ワ」になるのです。
単語をつなげる都合上、しばらくは、助詞の「を」「へ」は、既に覚えた 오 에 で代用します。
엔소쿠 와 싱칸셍 가 이이.
오이시ー 수이카 오 카우.
센세ー오 손케ー.
오오키사 오 케ー산.
상카께ー 오 카쿠 산수ー.
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読み練習の答え
単語
うし あし かさ さかん しかい さんせい けんさ うすい きし いそ
せき あさ すいか すし しお サイン こけし
そうこ かす おそい あんしん くさ すいえい かんしん
せかい えんそく しんこん せんいん おんかい おうし けしき
文
えんそくは新幹線がいい。
おいしい すいかを かう
せんせい を そんけい
おおきさ を けいさん
さんかっけい を かく さんすう
【サ行の濁音】ザジズゼゾ
ハングルでは「Ｚ］の発音がありませんので、これに相当する文字もありません。
最も近い発音はＪ「ス」です。これはタ行と関係するので次に覚えましょう。
【サ行の促音】
これもカ行と同じです。
ハングルでも［人人」のように重ねて書きます。
例
一切 이싸이 または 잇사이
冊子 사씨 または 삿시
喫茶 키싸 または 킷사
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第５課「タ行」
「タチツテト」は次のとおりです。
타치투테토
ここで「チ」だけが例外になっています。
ちょうどローマ字で「チ」を書くのに"CHI"とするのと同じ理由で
티 と書くと「ティ」と読めてしまえるのです。
투 も実は「トゥ」のように読みますが、他にありませんので 투 で代用します。
単語を読む練習です。
타케 투치 투쿠에 키타 타키
우타우
쿠치 투키 카타치 타투 이투
우투수
테투 타코 이투카 이타 토시
오토수
쿠투시타 사토우 우투쿠시ー
타타카우 토 카투
치카이 우치 이투카 이쿠
아투이 토키 타카이 토케이
続けて読む練習です。
오토ー산 와 "아시타 와 신칸센
투ー킨 ."토 이따.
오오키이 오토ー산 와 톤카치 오
투카떼,이타 오 톤톤 타타키,
치이사이 오토ー토 와 오오키이
타이코 오 타쿠산 타타쿠.
치이사이 테 토 테
치이사이 아시, 오오키이 오토.
" 아토 이쿠투 타타쿠 ？ "
토 키쿠토
오토ー토 코타에타
" 아토 수코시 "
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読み練習答え
たけ つち つくえ きた たき うたう
くち つき かたち たつ いつ うつす
てつ たこ いつか いた とし おとす
くつした さとう うつくしい
たたかう と かつ
ちかい うち いつか いく
あつい とき たかい とけい
お父さんは「明日は新幹線通勤」と言った。
大きいお父さんはトンカチをつかって、板をトントンたたき、
小さい弟は大きいタイコをたくさんたたく。
ちいさい手と手、小さい足、大きい音。
「あといくつたたく？」と聞くと
弟は答えた
「あと少し」
【タ行の濁音】
「ダ・ディ・ドゥ・デ・ド」はカ行の例と同じで下記のようになります。
다디두데도
例
大学 다이가쿠
電気 덴키
井戸 이도
○ 「ジ」（ヂと同じ発音）の濁音
ローマ字でも、チ→ＣＨＩ、ジ（ヂ）→ＪＩと書くように
「大」の濁音は→「ス」となります。
例
ちかん 치칸 → じかん 지칸
かんち 캉치 → かんじ 캉지
いち 이치 → いじ 이지
○ ズ（ツ）の濁音
ハングルでは「Ｚ」の発音に相当する文字がありません。
サ行の濁音「ザ・ズ・ゼ・ゾ」共に「ス」で代用します。
例
地図 치주
竹ざお 타케자오
いぜん 이젱
どうぞ 도ー조
【タ行の促音】
サ行までの例と同じく、「ㄷ」「ㅌ」または「ス」
を重ねます。（この場合もカ行と同様に「大」は重ねない）
例
いち 이치 → いっち이찌 または 잊지
きた 키타 → きった키따 または 킽타 （１つの文字の中に「ㅌㅌ」は書くことはない）
おと 오토 → おっと 오또 または 옽토
単語練習
아오다케 이따이 덴토ー
수코시주투 오키도케ー
뎅키 지텐 칸젱 치지 덴공 쿠이주 카이당
진세ー 코까이기지도 다이쿠도ー구
테투다우 자이산
오코주카이 카케다수 치카주쿠
다키아게타 오이다수
上記のハングルのうち
수코시주투 칸젱 쿠이주
자이산 오코주카이 치카주쿠
は、韓国の方に読んでいただくと実際には
スコシジュツ カンジェン クイジュ ジャイサン オコジュカイ チカジュク
という発音になります。
ここで、拗音（ヤユヨを小さい字で書く）が登場してきましたので
次の課では「ヤ行」と拗音を先に学習することにします。
●読み練習答え
青竹 一体 電灯 少しずつ 置き時計
電気 辞典 完全 知事 伝言 クイズ 階段
人生 国会議事堂 大工道具 手伝う 財産
お小遣い かけだす 近づく 抱き上げた 追い出す
第２部（６課へ）